農水省研究官僚OB 西尾敏彦氏

西尾氏(左から2番目)、東北農試場長赴任の中島氏を励ます
西尾氏(左から2番目)、東北農試場長赴任の中島氏を励ます

 ○…農林水産省研究官僚OBで「物書き」と言えば「西尾敏彦」氏。研究者であり、管理に長けていた人物でもある。OB間で「悪彦」「首切り西尾」と呼ぶ人もいるがー。
著書に『イソップ風農業研究ものがたり』(養賢堂)、『農業技術を創った人たち』(家の光協会)、『農の技術を拓く』、『昭和農業技術への証言Ⅰ~X』(農文協)などがある。

 ○…昭和6年10月9日生まれ。長野県飯田市出身。昭和30年3月に東大農学部農学科卒業。昭和31年4月に農林省四国農業試験場(栽培部)入省。四国農業試験場、九州農業試験場、熱帯農業研究センター、農業研究センターなどで、水稲、テンサイの研究に従事。昭和57年から農林水産省農林水産技術会議事務局で振興課長、首席研究管理官、平成元年7月に技術会議事務局長に。その後、生研機構理事、社団法人農林水産技術情報協会理事長、財団法人日本特産農産物協会理事長、社団法人農林水産技術情報協会名誉会長を歴任。農学博士。平成13年秋の叙勲で勲3等旭日中綬章を受章。平成13年に大日本農会総裁桂宮親王より紅白綬有効章を受章、平成21年に同紫白綬有効章を受章。
 ○…「えこひいき」の会、「スーパーえこひいき」の会をマスコミと研究者で作りゲストを呼んで勉強会付き飲み会。費用は西尾氏が得た原稿料。時には祝う会。実にこまめに色々な方と接触。研究者の後輩には温かい志を忘れない人でもある。その会で西尾氏は「最初に赴任した農林省四国農業場で嵐嘉一氏に出会い、暖地ビートの研究に従事し、劇的な研究の勃興と消滅を体験した。農学や農業技術、さらには研究行政に対するものの見方の形成に役立っている」と語っていた。
 ○…多くの記者らと長野県飯田市に。東北農業試験場の場長を体調不良で退官した中島征夫氏を見舞い、昔話をして勇気つけていたことが脳裏をかすめる。その西尾氏はアグリビジネス創出フェアに最初から顔を出している。(写真は東北農業試験場赴任する中島氏を女性職員と励ます西尾氏)            (成)

林野庁林政部長・末松広行氏

末松広行林政部長
末松広行林政部長

 ○…農林水産省の論客と言えば「末松広行」氏の名前が上がる。現林野庁林政部長。小泉内閣時代、内閣参事官時代にバイオマス・ニッポン総合戦略を立ち上げ、農水省では環境政策課長、食糧安全保障課長、政策課長等を歴任。地方勤務は長崎県諫早市。
 ○…「気さくな方で気配りの人でもあるが時代を読み取り、その対応も素早い」(某幹部)

と評されている。埼玉県出身。浦和高校から東大法学部に。大分県副知事の小風茂氏(東大法81年)は高校剣道部で先輩。末松氏は大学では音楽に転向。ピアノの腕前は相当なもの。今年1月にライブ・ドリアードで林芳正農相が歌とエレキ・ギター、末松氏はビートルスが実際に使用したアビ―ロードスタジオのピアノで2曲披露。
 ○…埼玉県出身者と言えば消費安全局安全管理課長の朝倉健司氏を始め、同局消費・安全政策課長の強谷雅彦氏、水産総合研究センター理事に出向中の武井篤氏、生産局農産部園芸作物課長の菱沼義久氏などがいる。
 ○…林政部長として木造住宅を推進。「木造の校舎で勉強すると頭が良くなって切れなくなって健康にもいいと思っている」と言いながら「インフルエンザで学級閉鎖にならない」とまで言い、さらに「震災で木造仮設住宅に避難された方の評判が非常にいいと聞いております」などと言う。学校や公共施設をコンクリートにした建築の大家が田中角栄総理の日本列島改造論で推進。そこに落とし穴がー。コンクリートから百年安心な木造住宅が肝心かな。
 ○…「10年後に振り返った時にいい仕事が出来たって思える仕事がしたい」という末松氏。東大法83年卒。

農水省花き産業・施設園芸振興室長・川合豊彦氏

川合豊彦室長
川合豊彦室長

 ○…農林水産省の技官で活気ある人物が農林水産省に戻ってきた。入省時代から知る筆者は「将来、農林水産省を変えていく人物」と評価していた。その人の名は「川合豊彦」氏である。農林水産技術会議事務局産学連携室長から2010年12月25日に香川県農林水産部次長に。2年3か月ぶりに本省に戻り、生産局園芸作物課花き産業・施設園芸振興室長に就いた。

 ○…「企画力、行動力抜群」と幹部から頼りにされている。彼の座右の銘は「先手必勝、ミッション遂行」。香川県農林水産部次長を経験して一皮むけ、現場主義に今後も徹するに違いない。

 ○…林農相がオランダを視察した折に随行し、色々な考えが浮かんだようで来年度の「攻めの農政」に生かすようで、それが施設園芸団地構想だ。具体的な内容は来年度予算要求として明らかになるだろう。

 ○…平成元年入省。食糧庁検査課に。平成15年4月、大臣官房企画評価課企画官、平成18年8月、大臣官房環境政策課課長補佐(総括)、平成19年8月、大臣官房環境バイオマス政策課課長補佐(総括)、平成21年農林水産技術会議事務局産学連携室長、平成22年12月、香川県農林水産部次長、平成25年4月、農林水産省生産局園芸作物課花き産業・施設園芸振興室長に就任。

 ○…ある幹部は川合氏を「とにかく仕事に熱心。上司、部下からも慕われるタイプ」と評価されている。大学で応援団長を務め、これから日本農業の応援団長として「攻めの農政」推進の応援団長として気合いを入れていくであろう。家族は奥さんに4人の子供。大分県出身。 (成瀬)

 

農水省食品産業環境対策室・長野麻子室長

長野麻子室長
長野麻子室長

○…雨女雨男協会の会長を務める農林水産省食料産業局バイオマス循環資源課食品産業環境対策室の長野麻子室長。「週末に釣りに行こうと計画していましたが爆弾天気に」。やはり雨女?

○…「百戦錬磨の女性ですから」と上司の言葉通り講演も明確な言葉で話す。現場を重視し、時間があればどこでも行くと言う。

○…平成6年3月、東京大学仏文卒、同年4月農林水産省入省。同省構造改善局総務課を皮切りに農政課、林野庁企画課、平成9年に郵政省に出向。平成11年にフランス留学。帰国後、総合食料局食品産業課企画官に。平成15年6月大臣官房企画評価バイオマス・ニッポン総合戦略検討チーム、大臣官房国際部調整課課長補佐、大臣官房秘書課付き(採用担当)、消費・安全局動物衛生課課長補佐、広告代理店の電通に出向、その後、水産庁、食料産業局に。

 ○…順調に官僚の道を歩んでいるが、電通出向中の平成19年10月30日に腎生検で入院。膜性腎症によるネフローゼ症候群と診断され、入院生活を送っている。

○…活動家の長野室長が病気で入院していたことがあると聞いて信じられない思いだ。

本人は「ステロイドの副作用で糖尿病になっている。何のために薬を飲んでいるのか?身体は全て繋がっている。1点を見て治療してもだめ。全体をみることの出来る統合医療(?)はないのか?東洋医学?」と健康医療ネットワークセミナーで患者の思いを語っている。

○…愛知県安城市出身。農水省に入省したキッカケを次のように述べている。「高校生のころ、農家の人たちは、という命を支える重要な仕事に携わっているのにもかかわらず、あまりに軽視されているという印象があり、もっと敬意を払われてもいいのではないかと感じていました。それで将来は農業と商工業のバランスを取り、農家と都市生活者の橋渡しをして、農家が誇りを持てる環境をつくりたいという気持ちもあって農水省に入ったのです」。  (成)

篠原孝農水副大臣

篠原孝農林水産副大臣
篠原孝農林水産副大臣

○…農林水産省切っての論客であった篠原孝氏は今、衆議院議員であり、ついこの間まで元農林水産副大臣を務めていた。その篠原氏が『TPPはいらない!』(日本評論社)、『原発廃止で世代責任を果たす』(創森社)という本を立て続けて出した。
 ○…篠原氏を知るキッカケは長野県中野市で農業を行っている清水幸三さんと奥さんの照子さん(現中野市会議員)だった。「我が町から将来、農林水産省の幹部になるお方がいる」と聞いていたが、記者はなかなか会う機会がなかった。農林水産技術会議事務局の研究総務官に就任してからいろいろ取材させてもらった。政策研究所長に就任した時に「環境農業新聞」創刊号に寄稿してもらった。記者が良く知る「故中川昭一農林水産大臣」の頃である。
 ○…衆議院議員初当選の時、篠原氏から電話が掛ってきて驚いた事もある。「国会議員として自分の写真が数十枚必要となる。成瀬さんが撮った写真が気にいっているので欲しい」とのことであった。勿論、すぐ届けた。
 ○…若い時、「日本有機農業研究会の霞が関出張所員」と揶揄され、農水省の同僚や上司から白い目で見られていた時に、いつも面倒を見たのが北海道室蘭市出身で農林水産事務次官になった故田中宏尚氏であった。
 ○…細身で学者タイプに映るが決してそうでもない。現場主義の人で、「話し方が官僚に癖が抜けない」と評する人が選挙区の人から聞いたが、「人情味溢れる人で、根っからの農民育ちだよ」と篠原人物論を説いたこともある。
 ○…1948年、長野県生まれ。京都大学法学部卒。1973年、農林水産省入省。内閣総合安全保障関係閣僚会議担当室、農林水産省大臣官房企画室企画官、OECD日本政府代表部参事官(パリ)、水産庁企画課長、農林水産技術会議事務局研究総務官、農林水産政策研究所長などを務める。農学博士(京都大学)。2003年から衆議院議員。菅内閣で農林水産副大臣、2011年9月、民主党副幹事長を歴任。著書に政財界から注目を集めた『農的小日本主義の勧め』(創森社)をはじめ『第一次産業の復活』(ダイヤモンド社)、『農的循環社会への道』(創森社)などがある。環境農業新聞創刊号に『環境保全型農業の芽生え』を2頁にわたって寄稿してくれた(平成14年2月5日付け)。
 
 
 

 

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